実体空間デジタル化の3つの段階

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デジタル化はどのように実体空間に影響を与えるのでしょうか?我々の一階改装プロジェクトによって、この空間をどのような感じにするか、またどのような「体験」を伝えるかなどについて、アイデアを出し合い、理論と実践との両方の観点から、私たちがこの質問を考えるよい機会になりました。

台湾や中国の顧客向けに実行されているプロジェクト、また今年の海外旅行からの私自身の観察から見れば、世界的には、我々はまだいわゆる「展示」の段階にあります。ほとんどの商用展開では、ショッピングセンターに見える大画面での華やかな高解像度広告であれ、会議室外側の小さな画面上での一日会議スケジュールであれ、デジタルサイネージやビデオウォールシステムを設置し、人々に情報を放送しています。

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デジタルサイネージやビデオウォールシステムは、人込みの空間でも注目を集めることによく役に立つ一方で、それらを見ている人々と直接に「対話」できないことが主な欠点となります。例えば、映画の予告編を見ている際に、彼らの携帯電話に、特別チケットの購入情報を直接発送されることがおそらく喜ばしいと思われます。それがなければ、彼らはその場で将来に見に行くと決めたとしても、予告が終わると彼らも映画について忘れてしまう可能性が高い、ということです。

このような「エンゲージメント」は実体空間のデジタル化の第二段階です。ビーコンやsonarcastなどの短距離無線技術のおかげで、このようなことがすでに起こり始めております。そして企業や政府はその消費者および市民(少なくとも彼らの携帯電話)との交流のきっかけとなる新しい方法を試しているため、このトレンドは今後数年間で成長し続けるはずです。単に自分の装置でお好みの項目を指し、クリックするだけで、、注文したものを触ることなく、自宅に直接配送される日は遠くありません。

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ショッピングセンターや小売店などのような実体空間は将来の厳しい消費者を引き寄せるためには、簡単な支払いよりも多くの機能を提供すべきです。テーマパークにいるかのように、来場者を楽しませ、周囲の環境を更に探索させようとするユニークで印象深い経験を作り上げらなければなりません。

これはデジタル化の第三段階、つまり「没入体験」です。「没入体験」によって、テクノロジーは空間の煉瓦やモルタルに埋め込まれるだけではなく、その家具や器具にも浸透されています。照明と温度は、環境やイメージセンサーによって測定される、その場にいる人々の数や気分に応じて変化します。仮想試着室や化粧台は顧客の服装や化粧の組み合わせをカスタマイズすることができ、パーティーや参加予定の会合に向けて完璧に仕上げるように使用できます。また、その間、子供たちをもインタラクティブ・タッチスクリーン・ゲーム、およびすばらしい光と音の展示によって楽しませています。

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目の前に過多の仮想と増大された現実アプリがありますが、その可能性は今なお想像に限られております。そしてテクノロジーは簡単かつ安価になるにつれ、お互いを凌ぐため、異なる領域間の競争がますます激しくなるでしょう。

一階の改装プロジェクトによって、私たちの最も重要な目標の一つは、この三つの段階がどういうふうに見えるのか、またこれによってどのような新体験を与えるのか、についての実態を訪問者様に提供することでした。それを達成するためには、明確かつ詳細な設計ブループリントが必要となります。これらをどのように組み合わせるのかについては、このプロジェクトに関する次回の記事で説明します。

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