顔認識とプライバシー

facial recognition privacy

顔認識技術は、規制と制御が必要な強力なツールです

顔認識技術の力は対立関係をもたらしています。システムは既にセキュリティの向上や、行方不明の人の確認、スマートなプロのサービスの提供のために使用される一方で、この技術が我々を取り巻くプライバシーをはぎ取り、「ビッグブラザー」のような監視社会につながる恐れがあるという純粋な懸念もあります。

プライバシーに関する懸念があまりに大きいため、多くの店舗が店内で顧客を追跡したり、あるいはプロフィー作成をしているものの、大多数の店舗はその事実を公表していません。2015年に遡りますが、 BBCの報告によると イギリスの4店舗中1店舗が何らかの形の顔認識を使用していたという事です [1]。その後もこの技術は改善され、物体や感情検出を含むまでに進化しました。

規制と能力

中国は疑いもなく顔認識 システムの開発(および展開)の先端を行っています。しかしここでも、ストーリーには2つの局面があります。この技術は確かにいくつかの重要なセキュリティ上の成功を収めています(人の多い鉄道駅での麻薬取引者の逮捕や、混雑した蕪湖市の街路での殺人容疑者の特定など)。しかし、交通規則違反者の面目をつぶしたり、ある少数民族グループの動きを追跡するためにも使用されています。

そのため、監視や顔認識の状態について一般的に懸念があることは驚きではありません。人々はしばしば自分が完全に理解していないことを恐れます。重大なことは、顔認識が使用できる範囲を制限する要素があるということを理解することです。

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ビルのセキュリティを改善したり、空港で搭乗券として使用することなど、集合的な利益のために監視を使うことができます。

まず、規制です。多くの国では、既に顔認識について、また特に何が「受け入れられる」使用法であるかということを詳しく洞察しています。民主主義においては、より広い民衆が監視に対する強固なアプローチを認めようとしないというのが真実です。例えば法の執行機関は、民衆のフィードを自動的に監視しながら、既知の違反者やウォッチリストに載っている人物を探すことを規制される可能性があります。.

このような方法での自動監視は、実際にプライバシーを改善するかもしれません。なぜならCCTVのフィードは、必要な時に限りアラートを送信するからであり、人間の操作者は現在しばしば見られるように、起こっていることすべてを監視しなくてもすむようになるからです。

2番目の制限事項は、その能力です。たとえ政府が、現在行っていることについて全ての人を監視するような十分に相互接続されたCCTVシステムを作れるとしても、誰が作るでしょうか。 実装費用がありえないほど高いことと同様に、このデータすべては保存や処理が必要なため、全体的にさらに費用がかかります。全員を大規模に監視するのではなく、人ごみの中で犯罪者を見つけたり、ビルのセキュリティを改善するなど、顔認識は小規模な作業の方に適しています。

制御は私たちの手の中にある

多くの顔認識の使用では、データの制御は消費者の手にゆだねられています。これは、EU一般データ保護規則などの新しくより厳しいプライバシー法の下で特にそういえます。

VIP顧客としての登録、ドアパスとしての作用、セキュアな支払をするなどの顔認識が使用されるほとんどの場合で、許可は個人の制御内にあります。顧客がサービスにサインアップしたくなかったり、プロフィールをシステムから削除したいという場合は、顧客には大抵それを行う権利があります。

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顔認識システムは最終的にデータを収集し、新たなプライバシー法はそれでできることをさらに制御します。

最終的に、顔認識はセキュリティや顧客サービスを促進するために現在使用されており、この二つはそれを使用する人々を引き付けています。人々が顔認識プロフィールをどのように使用するかについて、そしてそれに課す規制について知り理解するならば、この新しい技術を進んで利用するはずです。

写真ではなくデータ

ビデオは、膨大な量のデータを作り出しますが、そのほとんどは特に有用ではありません。企業はクラウドから意味を引き出そうとしながら、このビデオを転送したり保存する必要性を回避したいのです。そのかわり、顔認識は主にエッジコンピューティングシステムによってソースで処理されます。その結果、送信されてはいるが個人的な画像ではないデータが得られることになります。

情報が有益でない場合、ビデオは廃棄されるだけです。例えば、顔認識 システムを備えている店舗を取り上げてみましょう。歩いて入っていくと、システムは顔をスキャンして、VIPまたは既知の万引き犯のリストと、あなたの顔が生成したデータを比較します。いったんチェックが終了すると、あなたのプライベートデータは削除される可能性があり、企業は今後の販売に役立てるために有益なデモグラフィック情報を保持するだけです。多くの点で、この種類のシステムには、それほど煩わしさはありません。

もちろん、顔認識技術には誤用される力がありますが、 法的で責任を持った使用により この技術は非常に強力となります。ローカルなエッジ処理と保存により、プライベートデータの送信が削減される一方で、改善されたセキュリティと顧客サービスは顧客にとって有益となります。データの使用方法について正しい情報を備え、それらについて理解していれば、顧客には、顔認識が彼らにとってどのように役立つか、そして恐れるものは何もないことを示すことができます。

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