5GおよびEdge AI – フォグ・コンピューティングを大規模にパワーアップ

5G

2019年初旬に5Gネットワークの発表準備ができるため、 5Gテクノロジとフォグ・コンピューティングは、(近い)未来のインテリジェント・ネットワーク・アーキテクチャとなります。

正式な発表日が迫り、5Gに胸を踊らす時がついに到来しました。2019年には米国、中国、イギリス、他の主要市場など世界中での展開が既に予定されています。

しかし、5Gの本当の価値は、よく知られた消費者向けデバイスにあるのではありません。5Gで特に説得力のある使用例は、Edge AI との組み合わせにあります。これは、新しいネットワークレイヤーのフォグで、2025年までに516億ドルに達すると見込まれている新興市場です。

フォグのビジョン

既存の4Gオプションよりも5Gネットワークのデータ能力の方が向上しているため、高速データ接続をリモートエリアにもたらすだけでなく、かなりの数のIoT デバイスを不要な競合なしにシームレスに接続することもできます。5Gデータ速度が現在のクラウド構造に低レイテンシのバックホールを提供する一方、5Gの速度で強化された Edge AIには著しい利点があります。

フォグ・コンピューティングは、本質的にデータネットワークに固定されたインテリジェンスのミドルレイヤーです。ここではリモートからの入力や、提供されたIoTネットワークが、家での通話ではなく、ネットワークのエッジのすべての部分で処理されます。

これにより、5Gの非常に低いレンテンシと高い帯域幅という利点が得られるだけでなく、操作者は「ベースステーションからクラウドへ」のレイテンシを改善するフラッターコアネットワーク構造を維持し、コアネットワークの展開コストを低下させることもできます。

車載アプリケーションレイテンシが重要

Smart Transportation

5Gの多くの重要なアプリケーションの一つは、スマートカーあるいはコネクテッドカーであると予測されています。Machina Research は最近、「IoT は、2024年には410万件ある5G接続の中で4分の1を占めるだろう」と予測していますが、そのうち75%が、埋め込み車載接続による自動車産業であるということです。スマートカーの世界でのレイテンシは特に重要であり、時速75マイルで走行するコネクテッドカーは、システムが100ミリ秒の遅延しか経験しないのに、ブレーキを踏む前に10フィート以上先に進むということです。

車載アプリケーションでのこれらの遅延やレイテンシと戦う際、エッジAIシステムは特に緊急事態を予測する際に重要な価値を持ちます。最近上海で開催された China International Industry Fair では、新VIA Mobile360 M820 Edge AI システムのデモンストレーションが行われました。このシステムでは、 ADASを統合した 車載コックピット、360度およびサラウンドビュー機能を駆動しており、ドライバーの疲労や不注意を監視するドライバー高度監視も含まれています。

エンタープライズ Edge AI がフォグと出会う

Industrial IoT

もちろん、5Gが有効なEdge AI 環境でのフォグ・コンピューティングの可能性は、自動車産業をはるかに超え、あらゆる企業や垂直市場にまでAIの利点をもたらしています。インテリジェンスをネットワークに固定化し、オリジナルのデータソースにさらに近づけることにより、著しい利点が生まれイノベーションが促進されます。例えば、ML (マシーンラーニング) とディープラーニング(DL)モデルデータを源で処理し、トレーニングの目的で最も高い品質のデータのみを送り返すことにより、ML の性能を著しく改善し、全体的なセキュリティを強化し、バックホール費用を削減することが可能です。

よりスマートな都市が出現

Smart City

その一方で、スマート・シティやスマート・ユーティリティグリッドなどのイノベーションも、フォグ・テクノロジーからメリットを受けることができます。特に、リモートセンサからのデータが処理できて、現在のクラウドベースのモデルよりも早く実行できるユーティリティグリッドは、毎日の効率性を向上させ、需要の変動によりダイナミックに応答することができます。5Gがこのシナリオでもたらすことのできる大きな価値は、4Gと比較して5Gセルが同時に対応できるデバイスの数が膨大であるという点にあります。つまり、スマート・シティあるいはスマートユーティリティ・サプライチェーンの個々のコンポーネントは、自ら接続することが可能であり、AIテクノロジによりデータを共有して、リアルタイムでそのデータを集計して 実行することもできる、ということです。

全体的に5G が実に早いデータ速度を出し続ける中で大きく注目されるのは、これをエッジAIと組み合わせることにより、明日のモバイルネットワークでのデータの扱い方法や処理方法が基本的に変化するという方法にあります。その結果として、IoTの拡大がかつてないほどの速度で実現し、未来の需要を満たす本当のインテリジェントでスケーラブルなネットワークが生まれます。

VIA Technologies Japan株式会社