モバイル化の未来

モバイル化の未来

朝8時30分、私は台北国際会議センターに到着した。これは私の台湾滞在5日目、仕事としては3日目、そして初めて1人でMRTに乗った日となった。全世界をリードするICTとIoT会議-台北国際コンピュータ展(Computex)に参加するのだ。私はカリフォルニア州出身で、台北VIAのグローバルマーケティング部門のインターンとして台北に来ている。初めて訪れる都市で、知らない言語に取り囲まれ、ペースの速い発展中の業界で仕事をしている私はいろいろなことを学ばなければならないが、その中でもComputexは学習という旅にとっての理想的な場所だ。

仕事初日、私はVIAグローバルマーケティングサブマネージャーのRichard Brownと話し合った。通常の新人が入社時に会社の概要を聞くように。私たちはVIAの将来や私の会社における役割などについて話し合ったが、この2者はいずれも事業者産業とモビリティを取り巻いている。無人運転車両は今のホットな話題と言えるし、シリコンバレーに住んでいる者として、私はGoogleやテスラのこの分野における試み(と災難)をよく知っている。私は目を大きく見開いて、Richardが人工知能や新たなカーテクノロジーそして無人運転車両の試みについて話すのを聞いていた。これからわずか10年の間に、人類は自分で運転する必要がなくなり、全ての輸送は全自動になるだろうとの話を聞き、私自身もこれからの世界に関与しているのだということを知り、これまでになく興奮した。

InnoVEXはComputexの特色あるイベントの一つで、世界各地からやってきた数百社に及ぶベンチャー企業を招き、彼ら独特のイノベーションを展示するものだ。私は幸運にもそれに参与でき、かつ自動車とモビリティに焦点を当てるとともに、Audi Innovation Awardにも参加した。アウディはサイエンステクノロジーに力を入れ、また我々を新たなモバイル時代へと導いている会社の一つだ。このイベントは1日のみで、NVIDIAやマイクロソフトなどといった業界のリーダーのゲストスピーカー、9つのベンチャー企業を招き、モビリティの将来についてディスカッションを行ったが、これは素晴らしいチャンスであり、これらの業界に関する見解を収集し、かつ現有技術とすでに達成した進歩について理解を深めることができ、実に貴重な経験をすることができた。

では、モバイル化の将来はどうだろうか? 多くの他の業界では、しばしば技術発展を競争とみなす。宇宙の競争、軍備の競争、もしくは世界の異なる地域における技術の格差。しかしモバイル化はそれらとは異なり、これは協力であり、接続であり、グローバルなネットワークである。飛行機に乗り地球を眺めたとき、そこには国境はなく、ただ一つの地球であり、一つの場所なのだ。我々は皆互いにつながっており、新興モバイル業界の目標もこれを手本としている。

討論のもう一つのホットな話題は、モバイル化に関するスマートシティである。スマートシティ開発には、必要な複雑に入り組んだIoTの他、計画も非常に重要だ。基礎施設、建築と政府組織などいずれも鍵となる。スマートシティの建設には聡明な政府が必要なのだ。テクノロジーは絶えず発展するが、実行できなければ意味がない。政府の監督管理が、無人運転車両やスマートシティの実現にとって、大きな障害となる場合もある。例えば、中国政府はすでに都市の計画や発展を支援し、スマートシティとモバイル化の推進をサポートしているが、アメリカでは連邦レベルにおいても州レベルにおいても、多くの法規や制限が自動運転車や他の移動技術の発展を阻害している。これがグローバルコネクティビティがこのように重要たる所以だ。各国は互いに学び合い、共同で技術を開発しなければならず、競争するのではなく、より迅速にモバイル化を推し進めなければならない。モバイル化の将来は公共そして民営間、及び世界の異なる地域間の融合に関わっている。

モバイル産業には驚嘆すべき箇所がある。ドライブレコーダーからホログラフィックによりリアリティを増したフロントガラススクリーン、無人運転車両に至るまで、業界には小躍りしたくなるような革新技術が絶えず見られる。アウディのイベントチームスタッフは次のように述べている。「我々が今後10年間に自動車産業で見る変化は、これまでの100年間の変化を遥かに凌ぐ。これは業界でも計り知れないものであり、次に何が起こるのは本当に分からないが、だからこそエキサイティングなのだ。」

私は台北を訪れ、このような興味深い業界で働けることをうれしく思う。来る夏休みの実習では更に多くのことが学べることを期待している。

 

この文章はVIAのインターンBria Rosenbergによって書かれた。

 

VIA Technologies Japan株式会社