堅牢設計に関するメモ:VIA Mobile360マイニングキットの製作

堅牢設計に関するメモ:VIA Mobile360マイニングキットの製作

金属製の箱にコンピューターを配置し、掘削機、ブルドーザー、トラックの内部にボルトで留めることは、最新の安全技術で産業車両をアップグレードする適切な方法のように思えます。しかし私たちが現在理解している実際の姿は、これよりもかなり複雑です。採掘あるいは砕石用車両で長期的に使用できるコンピュータビジョンシステムを作るには、かなりの工夫が必要です。VIA Mobile360キットを製作する際に私たちが直面した課題の概要を以下に記しましたので、ご覧ください。

まず、VIA Mobile360マイニングキットとは何でしょうか?その中心には、車両のオペレーターの状況認識を大幅に改良する4台のFOV-190カメラを搭載した、サラウンドビューシステムがあります。さらに、ADAS (先進運転支援システム)用のカメラを追加することもできます。このソリューションは、公共輸送、牽引車両などに向けて開発したものと同じですが、重要な違いは、マイニングキットが操作しなければならない環境と、必要とされる専門的で保護性を備えた特性です。

以下のビデオで、VIA Mobile360マイニングキットの詳細な説明をご覧ください。

防水性を超えて

最近のプロジェクトで採掘作業員と共に働いたことで、私たちはこれらの作業環境で本当に重要な点についての洞察を得ることができました。おそらく今まで明らかではなかった要件の一つは、産業用コンピューターシステムが毎日の洗浄に耐えうる能力でしょう。ほとんどの採石や採掘作業員は、高圧洗浄ホースや高圧放水器で毎日の車両洗浄手順を行います。最も簡単な作業は、シフトの終わりに硬くなった泥や残骸の塊を除去することです。これを念頭に、私たちのソリューションに高い防水性が必要であることが明らかになりました。

当社は、蓋とケースの間の工業グレードのゴム製リースを含むメインコンピュータシステムの筐体から開始しました。きつくねじを締めると、IP67格付けの防水性シールが形成されます。説明しますが、IP (別名 International Protection コードシステム)では、エンジニアが製品を設計する時に説明できるシールの種類を記すために、2つの数字が使われています。さらに技術的な用語では、「侵入保護」という用語です。

粒子と液体の侵入

IPコードの最初の番号は、粒子の侵入、すなわち埃や他の小粒子に対する保護能力について記載されています。IP67規格は完全に防塵性であり、採掘や採石の場にとって最適だと考えられています。2番目の数字は、液体の侵入に対する保護を意味し、7という数字は最大1メートルの侵入進度まで防水性があることを示しています。

筐体のIP67規格を設置することにより、私たちにはコンピューターが安全で、集中的な洗浄手順に全く影響を受けないという自信が与えられました。選択した他のコンポーネントには、堅牢で工業グレードのケーブルが搭載されたIP69Kグレードのカメラが含まれていました。最終ステップは、防水性シールに妥協することなく、システムをカメラやネットワーク、車両の電力面に接続する方法を発見することでした。

Waterproof enclosure with rubber cable glands

私たちが使用しているソリューションでは、筐体の側に突き出した小さな塊を使用していますが、それぞれに防水性シールに妥協することなくケーブルを通せる高品質のIP67ケーブルグランドが装着されています。この設計により、高圧ウォータージェットや浸水に耐えうる堅牢なケーブル接続性が実現します。

Waterproof nodules with rubber cable glands

以下の短い動画で、VIA Mobile360マイニングキットの詳細と特殊防水筐体についてご覧ください。

VIA Mobile360 Mining Kitは、VIAからお求めいただける多くの車載ソリューションの一つです。当社が参入しているあらゆる業種や産業と同様に、顧客の意見に耳を傾け、専門家のニーズが何であるかを知ることは非常に重要です。これによって、私たちはその特定のプロジェクトに適したカスタマイズソリューションを考案することができるのです。

VIA Mobile360マイニングキットで詳細を、  VIAギャラリーでシステムの詳細なイメージをご覧ください。

VIA Technologies Japan株式会社