VIAが中国、深セン市で開催されたTech Innovation Challenge の共同スポンサーを務める

VIAは、シカゴ大学と南カリフォルニア大学の主催で中国、深セン市で開催された 2019 Francis & Rose Yuen Tech Innovation Challenge(技術革新チャレンジ)の共同スポンサーとなったことを光栄に思います。当イベントは世界有数の大学から学生を招聘して、特定の技術課題について競い合うという主旨のもと、本年度は、環境に優しく持続可能な共生スペースのための技術課題の設計に焦点を置いています。

新時代の共生、住宅ソリューションとは?

家庭と呼べる場所を見つけるにあたり、考慮すべき要素は少なくありません。私たちは、職場にからそう遠くない場所、おそらくは親友からも離れていない場所、そして自分のニーズや期待、ライフスタイルを満たすことのできる空間と規模を備えた場所を求めています。もちろん、この他の主要な要因として予算の問題は常に付きまとうものですが、これは住む場所を決める際にしばしば決定的な要因となります。

住民がリビング、キッチン、コミュニティエリアを共有し、プライバシーも保護できる共生スペースを持つということが一つの解答となる人もいるでしょう。これは位置、規模、予算という点でさらなる柔軟性を提供するだけでなく、環境にも優しく、持続性の高い長期的ソリューションを提供してくれるコンセプトです。

共生スペースの開発に重点を置く別の要因として、世界的に見ても多くの国で、手ごろな住宅が不足しているということが挙げられます。この現象は、新卒や独身30歳未満の労働者、つまり従来の住宅が往々にして自分の収入では賄えなくなっている社会層において特に顕著にみられます。

3日間にわたる濃密なイベント開催期間中、Tech Innovation Challengeに参加した学生たちは、共生の開発に関する詳細な計画を実現すべく、様々なアイデアを練り上げました。以下の基準に基づいて、審査員の前で休みことなくアイデアの計画、創出、投入に尽力したのです。

  • 製品: そのアイデアを利用することで、どのような問題を解決できるか?独自性があり妥当かつ現実的な使用法か?

  • プログラミング: どれほど精巧に設計されているか?一般ユーザーはどの程度理解することができるか?

  • 人々: 顧客リサーチを通して、どのような知見を得て、最終的な製品にどのような影響を及ぼしたか?

  • スピーチ: 製品やアイデアをどのように提示したか?審査員からの質問にはどの程度対応できたか?

審査団は3日間のコンテストにおいて挙げられた提案を審議しました。

優勝チームは?

各チーム、それぞれ創造的かつ革新的なスマートソリューションを考案していましたが、優勝の栄冠に輝くのは1チームのみ。最終的に、ガラス、紙類、プラスチックなどのリサイクル可能な物質を検出し認識しながら、一般住宅のごみを検出するインテリジェント物体認識システムを考案したチームが優勝に輝きました。

このイノベーションが秘めた重要な特性として、機械学習の実現というアイデアがあります。つまり、このシステムでは、「共生」空間の品質を持続的に向上させながらも、時間と共に理論的に精度を改善することが可能です。環境にやさしく持続可能なもの、という審査員の期待に応えられるソリューションとなるのです。

VIAでは、イベント主催者であるシカゴ大学、南カリフォルニア大学、並びに審査員の皆様、そしてもちろん貴重な冬休みを割いてご来場いただき、アイデアを提出してくださった学生の皆様に心より感謝申し上げます。イベントは大きな成功をおさめ、教育におけるAI利用およびその他の先進技術を当社がサポートできることを示す好例となりました。

2019 Francis & Rose Yuen Tech Innovation Challengeの詳細をご覧ください。

VIA Technologies, Inc.
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