VIA Mobile360 AI Dash Cam DMS Calibration Guide

VIA Mobile360 D700 AIダッシュカム: DMS校正ガイド

スマートドライブレコーダーは、運転中の事故を客観的に記録するだけではありません。より安全な運転習慣を促進するための便利なツールでもあります。カメラと高度なアルゴリズムにより、危険な運転慣行を認識してアラートを発し、事故を発生させる可能性のある運転行動を修正することができます。この種のドライバーを監視・支援するシステムは、道路上に多くの車両を運行させている車両群管理者にとって、不可欠なシステムとなっています。インテリジェントな車載デバイスが、車両の安全性を向上させるためのスマートかつ実現可能なソリューションを提供します。

VIA Mobile360 D700 AIダッシュカムは、ドライバーと車両群管理者を同時に支援する強力な機能を提供します。DMS(Driver Monitoring System:ドライバーモニタリングシステム)は、安全運転行動の促進に関して、非常に大きな役割を果たしています。

この記事では、VIA Mobile360 D700 AIダッシュカムのDMS機能を設定する手順について説明します。以下のビデオを視聴することで、DMSを校正する方法も学習できます。

初めに、VIA Mobile360アプリケーションを自身のスマートフォンにダウンロードし、アプリをWi-Fi経由でターゲットのVIA Mobile360 D700ユニットに接続してください。D700のWi-Fi SSIDは、「VIAMobile360_XXX」で、デフォルトのパスワードは「12345678」です。

ユニットに接続すると、アプリの[ライブ]タブにライブカメラストリームと地図が2つの赤いアイコンとともに表示されます。左側がADAS、右側がDMSです。

DMS機能の校正

右側の「顔」アイコンをタップして、DMSを校正します。ドライバーが車のどちら側に座っているかを選択してください。必要に応じてカメラアングルを調整し、ドライバーの頭が境界線内に収まるようにしてください。調整後は、[OK]をクリックしてください。車両のエンジン1度を切り、車両(およびその結果としてVIA Mobile360 D700ユニット)を再起動して、デバイスを再同期してください。これでDMSの校正プロセスは完了です。

ドライバーは、このAI機能を使用できるようになりました。DMSを有効にすると、デバイスは脇見運転、ドライバーの疲労、電話の使用状況、喫煙状況を認識できます。これらの「DMSイベント」が検出されると、D700は音声アラートを発し、ドライバーが危険な運転行動を修正できるようにサポートします。これらの音声アラートは、VIA車両群クラウド管理ポータルまたはVIA Mobile360アプリで個別にオンとオフを切り替えることができます。

「助手席」にDMSを搭載することで、ドライバーは車内で客観的な情報に基づく警告アラートを聞き、危険な運転行動を抑制、また安全性を高めることができます。

運転登録用のFace IDの設定

デバイスのDMSを校正完了後、VIA Mobile360 D700のFace ID機能を利用することもできます。この拡張機能により、許可されたドライバーは、席に着くだけで顔認識されるので、運転の前にQRコードをスキャンするなどの手間が省くことができます。

Face IDを設定するには、まずVIA Mobile360アプリを起動し、[Me]タブに移動してください。「VIA車両群ログイン」を選択した後、管理者のユーザー名とパスワードを入力しログインしてください。次に、[写真をアップロード]を選択します。登録されているドライバーのリストからドライバーを選択し、ドライバーの顔を楕円形の中央に合わせて、顔が水平になるよう写真を撮影してください。[OK]をクリックすると、画像がVIA車両群クラウド管理ポータルにアップロードされます。

「Face ID」を有効にすると、オンラインになったデバイスは、起動後にドライバーにカメラを再び見るように促します。登録されたドライバーが正常に識別されると、デバイスは「スキャン成功」を表示します。これで、進行中の運転がドライバーに登録されました。

クラウド管理

DMSとFace ID機能が有効になり、クラウドプラットフォームに統合されると、VIA Mobile360 D700により、車両群管理者が車両とドライバーの状態について詳しく知り、改善すべき領域を特定することができます。デバイスをクラウドと統合することで可能になる機能を確認したい場合は、VIA車両群クラウド管理ポータルとそのドライバースコア機能をご覧ください。

ポータルのダッシュボードにあるドライバースコアを利用することで、車両群管理者は各ドライバーの全体的なパフォーマンスを客観的に監視し、走行中の詳細を示す貴重なデータベースへのアクセスも可能です。ランク付けされたドライバースコアは、DMSによって検出されたドライバーの疲労、喫煙の状況、電話の使用状況などイベント、エンジンの空ぶかし、強すぎるブレーキ操作、きついコーナリングにより発生したGセンサーの警告アラートから導出されます。より詳細な情報について、車両群管理者は、ドライバーの運転状況にアクセスし、運転履歴を通じて、発生した各DMSまたはGセンサー警告がいつどこで発生したかを確認できます。運転記録を、車両または登録済みのドライバーによって、フィルタリングすることもできます。

VIA Mobile360 D700でクラウド統合とDMS機能を有効にすると、車両群管理者は、車両群とドライバーのより完全な情報を取得できます。また、運転中のドライバーは、危険な運転行動を特定かつ抑制することができます。

詳細については、このVIA Mobile360 D700クイックガイドをダウンロードしてください。

VIA Technologies, Inc.
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