VLI-830 USB4 Endpoint Device Board

VIA、VIA LabsのUSB4エンドポイントデバイスコントローラ− VL830を発表

8KビデオとSuperSpeed USBに対応した40Gbps帯域幅を実現

2021年9月16日 台湾・新北市 – VIA Technologies, Inc.は、Super Speed USB、USB Power DeliveryおよびUSB4コントローラの開発・製造で業界をリードする100%子会社のVIA Labs, Inc.(VLI)が開発したVL830 USB4エンドポイントデバイスコントローラーを発表いたしました。

USB4は、USBアーキテクチャのメジャーアップデートであり、同時に複数のデータやディスプレイプロトコルを単一の高速リンクを共有することを可能にし、最大40Gbpsの帯域幅をサポートします。VL830は、USBとDisplayPortの両方の機能を備え、Thunderbolt™ 4またはUSB4システムで使用した場合にフルパフォーマンスを発揮します。また、USB Type-C経由でDisplayPort Alternate ModeをサポートするノートPC、タブレット、スマートフォンなどの従来機器との下位互換性も備えています。

VIA Labs, Inc.事業開発ディレクターのTerrance Shihは「VLIは、業界のリーディングカンパニーとして、USB規格の標準化策定に参画し、USB Type-C、USB Power Delivery、およびUSB 3.2製品をいち早く市場投入してきました。VLIにとってVL830は、これまでの製品開発において蓄積した経験の集大成となる製品です。USB4はThunderbolt技術をベースにしており、この最新のテクノロジーをベースとした製品を新しい価格帯で提供できることをたいへんうれしく思います」と述べています。

VL830 USB4エンドポイントデバイスコントローラ−は、従来のUSB Type-Cを介したDisplayPort Alternate Modeと比較して最大2倍のビデオ帯域幅を提供し、ホストシステムの能力に応じて最大1台の8K 60HzのHDディスプレイと複数のUSB 3.2 Gen2デバイスを同時にサポートすることができます。また、DisplayPort Multi-Stream Transportハブと組み合わせることにより、複数の4Kまたは高リフレッシュレートディスプレイをサポートしながら、高速なSuperSpeed USBデータ転送を利用することができます。

VL830について

VL830は、5つのダウンストリームポートとDisplayPort 1.4a出力を備えたUSB 3.2 Gen2ハブを内蔵し、USB4が提供する40Gbpsの帯域幅をフルに活用することができます。VL830のパッケージは、FCCSP 10×10mmのコンパクトなパッケージに収められています。

VL830は、すでにUSB-Cドッキングステーションや多機能アダプタなどの製品カテゴリーにおいて早期開発が進められ、採用が検討されています。VIA Labsは、2021年第4四半期に一部のパートナーに向けてVL830の出荷を開始する予定です。

なお、VL830の詳細については、こちらをご覧ください。https://www.via-labs.com/product_show.php?id=114

VIA Labs, Inc.について

VIA Labs, Inc.は、最新のUSB-IF規格に準拠するSuperSpeed USBおよびUSB Power Deliveryにおけるリーディングサプライヤーです。VIA Labsは、アナログ回路設計、高速シリアルインターフェース、システムインテグレーションの専門知識を活用し、USBホスト、ハブ、USB PDおよび充電コントローラー、デバイスコントローラーを含む豊富な製品ポートフォリオを揃えています。また、VIA Labs, Inc.は、標準規格の開発や新しく開発されたUSB技術の市場投入を通じて、技術と業界のリーダーシップを発揮しています。なお、VIA Labs, Inc.はVIA Technologiesの100%子会社です。https://www.via-labs.com/

VIA Technologies, Inc.
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