MINEXPO 2021に展示されているBig Ironの私の感動について、このイベントでの最大の学びは、ソフトウェアがハードウェアから急速に引き継がれ、鉱業の発展と革新の鍵として、運用効率の向上を目指すことに加え、 現場作業の安全性を強化し、その活動が環境へ与える影響を軽減する必要があるということです。
最も鮮明に残ってるライブデモンストレーションの例は、アリゾナ州の車両をショーフロアのドライバーが遠隔操作するコマツのライブデモンストレーションでした。このテクノロジーは、ドライバーが静か且つエアコンの効いた快適な仮想キャビン内で、マシンを操作できるようにすることで、ドライバーの安全と福祉を向上させるだけでく、クラウド上で負荷サイズやその他の重要なデータの測定の分析を可能にし、掘削プロセスのさらなる効率を目指し、生産性とROIを向上させます。
またこのテクノロジーのもう1つの重要な利点は、車内のほこりや騒音、激しい振動のない、より快適な作業環境をドライバーに提供することで、社員の雇用維持を可能にします。
車両のセンサーおよびドライバーの行動を追跡するカメラから収集したデータを使用するイマーシブトレーニングは、従来よりもはるかに早い段階で新入社員がスキルを習得できるようにするだけではなく、マネージャーや医療専門家がドライバーの身体的および精神的な健康上の問題の早期発見を可能にすることで、経験豊富なドライバーの技術の維持をサポートします。
発掘機が完全に自立した状態での遠隔操作はまだ初期段階ですが、MINEXPOでの私の経験から、鉱業によるソフトウェア、クラウド、AI、およびこれらに関連するデジタルトランスフォーメーションテクノロジーの導入は、これまでになく急速に加速し続けています。私たちの次の主要なグローバルイベント“CONEXPO-CON / AGG 2023”への参加時期までに、業界がどれだけ進歩するのか期待が高まります。
