Who Owns Safety in Your Organization and How Technology Can Help 

企業の安全を担うのは誰の役目なのか?テクノロジーが役立つ理由

EHS Todayには最近、「安全を担うのは誰の役目なのか?」と題する興味深い記事が掲載されました。この記事では、年に一度実施される Fluke安全調査で得られたデータが紹介されています。

職場の安全に対して最も責任を担うのは誰かという質問に対して、回答者のうちの31%が「安全性は労働者/自分自身次第である」に強く同意するか、同意すると答えています。上司や管理職、安全管理者も上位にランクインしている一方で、会社の上層部や人事部門は下位にランクインされていました。調査を実施した著者は、「この情報からは、最も責任を担っているのが誰なのかということについて様々な意見があるものの、誰もが職場の安全を確保するために何らかの役割を果たしていることを示している」と推察しています。EHS Today

この調査結果は非常に興味深いものでしたが、私は、責任ある企業にとって「安全を担う」ということが何を意味するのか、あるいは、何であるべきなのかについて、もう少し掘り下げてみたいと考えました。

リアルタイムのその瞬間に必要とされる物理的な安全も、「安全を担う」ことになりますが、安全予防計画、安全教育プログラム、安全機器の購入、維持、メンテナンスについては、誰が責任を担うのでしょうか?事故責任、保険金、訴訟費用は誰が担うのでしょう?

個人の身体的安全は第一の仕事

31%という数値は、驚くほど低いように感じられますが、アンケート回答者のほぼ3分の1が、自分自身を仕事上の安全を担う「最も責任のある」人物として認識していることがわかりました。無傷で健康な体を維持することは、職場での個人の責任です。家族や扶養家族がいる方が多いとおもいますが、あなた自身と大切な人の健康やライフスタイルは、あなたが健康で、職場に出勤し、業務を行うかどうかにかかっています。

事故の発生後

しかしながら、回答者の3分の2以上は、安全に対して「ほとんどの責任を担う」のは、監督者、管理者、安全管理者、会社の上層部、人事部だと答えています。もちろん、ビジネスにおける従業員の安全は共同責任です。しかし、もし自分が適切な訓練を受けていない、あるいは使用する工具が適切な状態にないと感じたり、長時間の労働で疲労していたり、職場環境の安全状態が業務を遂行するには十分安全ではないと感じた場合は、声に出してください。自分の身体の安全を守ることが、業務で最も優先されるべきです。

責任の共有

アンケート結果にあるように、回答者の69%が、職場の安全性に対する責任のほとんどは社内の他の人が担うと考えています。ここにある監督者、管理者、安全管理者、会社の上層部、人事部は、事故が発生した際に必要な支援を行う人々です。こういった役割の人々が「安全を担う」ためにできる最も重要な役割は、事故防止の役割における彼らの行動と決断です。

予防が最良の、そしておそらく最も安価な処方箋

事故を防止する責任は、企業のあらゆる階層、そしてあらゆる部門の人員すべてが担います。

予防については以前に取り上げました。なぜフォークリフトが、事故防止に役立つ実用的な生産性を高める方法となるのかについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

予防は、最も貴重な資産である人材を守るための、最も早く効率的で安価な方法。

また、こちらもご覧ください:

クラウドに接続されたフォークリフト安全システムが、ドライバーの安全、福祉、および生産性を向上させるために、管理者がより良い判断を下せるよう支援。- -ブログ

職場環境と使用する道具を適切にメンテナンスすることは、職場をより安全にし、事故を防ぐために最も重要な方法の1つです。適切な設備および職場環境の検査プログラムであれば、監督者、管理者、安全管理者が実施、監督、または検証をおこなっているはずです。このような検査プログラムが存在し、適切な予算が組まれている場合は、会社の上層部の管轄下になっていることがよくあります。

研修と経験、経理および購買

In the Fluke安全調査では、人事部門が企業の中で最も責任を負わない部門として認識されており、「最も責任を負わない部門とした回答率は85.5%と圧倒的な数値」でした。

特に、職務に最も適した人材を見つけて雇用するという彼らの役割がいかに重要であるかを考えると、これは驚くべきことです。

多くの企業において、人事部は通常、新しい人材の入社手続きを担当します。そのプロセスには、さまざまな役割に向けた研修プログラムが含まれているはずです。また、人事部が従業員の福利厚生を担当している企業では、技術を更新するための継続的なプログラムやさらなる研修も担当しています。

従業員の入れ替わりが激しい中で、新しい人材を見つけて面接し、事務処理をおこなうだけでも膨大なタスクであり、これに研修が加わればさらなる負担になると思われるかもしれません。しかし、皆さんが研修部分をより素早く、より簡単に管理する方法を探しているのであれば、こちらの情報をご覧ください:

「クラウド接続されたフォークリフトにより、保守、点検、研修のプロセスや情報を迅速かつ容易に収集・管理できるようになり、効率性が大幅にアップ。」-ブログ

また、経理部や購買部は従業員の安全に関して重要な役割を担っていないと思われるかもしれませんが、これらは間違いなく重要な役割を担っています。確実に企業保険契約や保険料の支払いが滞りなく行われているようにすることは、万が一事故が発生した際に非常に重要です。 生産性を向上させ、かつ従業員を守るために十分な安全機能を備えた機器を評価し購入することは、大きな責任を伴います。予算と購入の承認を得るために会社の上層部を説得する能力も、もう1つの必要なスキルであり、大きな責任でもあります。

事故が発生すると、責任の所在が明らかになるため、「安全は誰が担うのか」も大きく変わってきます。Triple J Aggregates Limitedは、2020年に採石場で発生した従業員の死亡事故に関して、11件の労働安全衛生に関する告発を受けたときに、このことを知ることになりました。

れらの告発の中で、同社は、労働者の安全の確保、すべての構造物や機械が安全な作動状態にあることの保証、機械への安全装置の取り付け(労働者が危険な操作地点にアクセスできないようにするため)、および十分な訓練と監督の実施を怠ったとして告発されています。

さらに、砂利製品会社の監督者も、監督下にある労働者の安全を確保しなかった罪で起訴されています。-TheSafetyMag.com

これらの告発では、そのほとんどが労働安全環境と安全訓練の監督に関連するものでした。 管理者、監督者、会社の上層部も間違いなく責任を負い、コストを支払うことになります。

結局のところ、労働安全に対する責任は、社内の全従業員が担うものであることは明らかです。つまり、社内の全部門で安全な習慣を奨励する、職場安全文化を創造することが絶対に不可欠です。 簡単なタスクではありませんが、フォークリフトを使用する業務において、テクノロジーを採用してこれを容易にする方法をご紹介しています。

VIA Technologies, Inc.
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